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GR-SAKURA、GR-KURUMI 買おうかどうしようか。

GR-SAKURA、GR-KURUMI は日本のRenesasが作っているCPUを使った Arduino と類似のマイコンボートとなっています。
日本のメーカーが作っているのでぜひ使いたいところではありますが、ちょっと特徴をしらべてみました。

がじぇっとるねさす | ルネサス エレクトロニクス
http://japan.renesas.com/gr

gadget_rene.jpg
・高性能32bit CPU 表面実装
・LAN、USBホスト、microSD(MMCカード)に初めから対応
・安価(Arduino本体と各種シールドを合わせたものと比較して)
・クラウドWebコンパイラ
・GR-KURUMIボードは乾電池1本(1.5V)で動く

簡単にはこんな感じ。

以下、あくまで個人的なArduinoとGR-SAKURAとに対する印象です。
Arduinoは、プロトタイピングが目的であり、そのプロトタイピングが早いというのが利点。
最後までArduinoを使うというものではなく最終的には、自作の基板でつくったり、Pro mini のようなボートを組み込むという用途に向いているのではないかなぁと思っています。
イーサネットシールドやUSBホストシールドなど各種シールドもありますが、これは他のマイコンボードであれば初めから搭載していて価格面でも劣っています。このシールドと同様のものを自作するのも大抵困難だと思います。
イーサネットシールドとかUSBホストシールドなどを必要とするような工作は、GR-SAKURA などといった初めから機能を搭載し、しかも安価なもので作ったほうがいいのだと思います。
GR-SAKURAは、ハード的にはだいたい利点がほとんどなのですが、表面実装CPUであり自作はほぼ困難(KURUMIならいける?)、互換機がないなどの欠点があります。
ただホビーユースとして使う上で一番気になるのは、ライセンスの注意しないといけないようです。
Arduinoはハードもソフトも基本的になにをやってもOKという感じで面倒なことを考えなくてもいいのですが、GR-SAKURAではライブラリなどは特殊電子回路株式会社という会社が作ったものでありフリーではありません。そのためGR-SAKURAという枠でのみArduinoライクなシステムの使用が許可され、Webコンパイラが使えるというかローカル環境での使用はできないといった制限があります。
逆にArduinoはGPLなのでプログラムも公開しなければならないようですが、企業の人にとってはこの点が使いにくいものになっているのかもしれません。
つまりGR-SAKURAは、ハード・ソフト・開発環境はホビーユースとして設計されているのに、ライセンスは企業向けとなっているところに違和感を感じてしまいます。
そうはいってもGR-SAKURAという枠組みを超える(外れる)ものを個人レベルで作るのは無理そうなので実質問題ないのだと思います。

RXduinoのライセンス
http://rx.tokudenkairo.co.jp/license.html


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